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太陽最大の謎、「コロナ」はなぜかくも「熱い」のか?

夜空を見上げればまばたく星々

その大半は、我々の住む地球や金星・火星などと異なり
みずから光を放つ「恒星」

我々に最も身近な恒星と言えばもちろん「太陽」
(^オ^)(^ハ^)(^ヨ^)(^ウ^)

 

なぜ空気のない宇宙空間で太陽は燃えていられるのか

‥なんて、子供のころ考えたことありません?

それはもちろん太陽が
マッチで火つけられて
紙が燃えるがごとく燃えている訳ではないから、ですね
(ところで今の子供って、マッチ知っているのだろうか❔)

「『質量』と『エネルギー』が等価交換可能」
という特殊相対性理論の帰結

これを利用して
水素と水素がくっついたら、より重いヘリウムができるけど
2つの水素の合計質量よりヘリウムの質量がちょっと軽い

その差額の余った質量がエネルギーに転化して放出される
という「核融合」反応で燃えているのです
(*’-‘)b OK!

太陽表面の温度は実に6000度
溶岩の温度が大体1000度くらいなので、それよりはかなり熱い

ところでその太陽の周囲には「コロナ」というプラズマが存在します
プラズマとは、余りの高温のため、プラスの電荷とマイナスの電荷が分離した気体のこと

このコロナは、太陽の周りにモワッと広がって存在するのですが
その温度はなんと100万度!
もう、想像もつきませんね♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!

太陽の表面温度が6000度なのに、その周囲に広がるコロナが100万度
これって何となく変だと思いません?

コロナはいわば、太陽の「外層大気」
それがなぜ、それより内側の「内層大気」や表面より高温なのかは
太陽最大の謎でした

ところが最近の研究で、その理由が分かってきたヾ(〃^∇^)ノわぁい♪

小学校の理科で、砂鉄を紙の上にばらまいて
その紙の下に磁石を近づける実験、しましたよね?

磁石のN極からS極へつながる「磁力線」にそって
砂鉄が筋のようなパターンを形作ります

太陽は(そして地球も!)巨大な磁石
その表面から磁力線が出ています

どうやらこの磁力線、止まっていません
太陽表面の熱現象(対流運動)などにより、揺れ動いているんですね

この磁力線の揺れ動く様子が
最近、日本の太陽観測衛星により世界で初めて観測され
「太陽の磁力線の揺らぎ」が実証されました

磁力線が波のように揺らぎ、その波が外側へと伝わっていくわけ

波動というのはエネルギーを運びます

お風呂の中で、手で波をたてて見て!(ノ*’‐’)ノ :・’.::・
波が広がって動いていくの、わかりますよね
けど、別に水(お湯)が移動している訳ではないでしょ

波動という現象は一般に
それを構成する物体(媒質、今の場合水)は移動せず
「波動エネルギー」が移動する現象なのです

太陽の場合も
この磁力線の揺らぎが波のように伝搬し
コロナというプラズマにエネルギーを供給して加熱していることが分かってきました

また1つ、地道な研究で
表面より外層大気が高温になる太陽の不思議
徐々に解明されつつあります

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(撮影:中川愛美)

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