A、Bさんがそれぞれに赤、もしくは青のシャツを着て
その上に上着を着て
Aさんは東京、Bさんは大阪
これを今度は量子もつれとして考えようというわけですが
この時全体は
甲状態(Aさんが赤、Bさんが青)
と
乙状態(Aさんが青、Bさんが赤)
が重ね合わさった状態(参照:「想像できる?>『重ね合わせ状態』」)
にあるのでした
8(^-^8″)(8^-^)8″
この段階で東京のAさん(もしくはその近くにいるαさん)は
Aさんが着ているシャツの色を知りません
Bさんについても同様
この辺の事情は古典もつれの場合と同じです
ただし異なる点も。
古典もつれの場合
シャツの色は確定しており
必ずどちらかが赤、どちらかが青のシャツを着ているのであり
ただ、上着を着ていて見えないからわからないだけ
それに対し量子もつれの場合は「重ね合わせ状態」にある
つまり上着の下のシャツの色は
2つの状態が重ね合わさっているのですから
「本質的に確定していない」のです
これが古典と量子の違い
次に、この「量子もつれ」で情報が伝わるかどうか
そこは古典もつれ同様、やはり伝わりません
; ̄ロ ̄)!!
まずこの重ね合わせの状態では
重ね合わせであるがゆえにそもそもシャツの色は確定していないので
Aもその傍らにいるαもAが着ているシャツの色を知りません
これが情報伝達(参照:「意思が固まらないうちにプロポーズする人いる?」)
の定義に反します
さて、ここからがさらに問題です
Aさんが上着を脱いでシャツの色を確認しましょう
例えばそれが「赤」であったとします
その瞬間に全体の状態は
「甲状態と乙状態の重ね合わせ状態」
から
「甲状態」単独
となります
乙状態が消滅し、甲状態だけが残るのです
(゚д゚)(。_。)ウン!
これは「瞬時に」、シャツの色を見た瞬間に起こります
これが有名な(かな?)「波束の収縮」という現象です
これは古典もつれでは起きない
量子もつれ特有の現象です
(ここちょっと異論もありますが、とりあえずこれで進みますよ)
「瞬時に起こる」というところがポイント
これについては次号で
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