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古典物理にはない「量子もつれ」の特徴

量子力学的では
「状態」(参照:「古典と量子の違い」
という概念が登場します(~Θ~

東京と大阪に離れたAさんとBさんが
それぞれに赤か青のシャツを着て
なおかつ上着を着ており
何色を着ているかわからない、と

この場合2つの量子状態が出てきたので
それぞれに名前を付けましょう

「Aさんが赤、Bさんが青を着ている状態」を「甲」状態
「Aさんが青、Bさんが赤を着ている状態」を「乙」状態

とします。ナカマ♪(σ_σ)人( ̄_ ̄)ナカマ♪
何だか大昔の通信簿みたいですが
(もう「A、B」も「α、β」も使っちゃったもので(笑))

当然ながらここでは「甲」と「乙」は程度の高低や良し悪しを意味せず
全く同等です

上着を脱いでシャツの色が判明する以前の段階での
この状態
量子力学的にはどう表されるのか

それは
「甲状態と乙状態の重ね合わせ」

ですヽ(^。^)ノアリャアリャ

※少し専門的に、「波動関数」的に表すと
Aさんが赤いシャツを着ているのをA(赤)などと書くことにすると
A(赤)B(青)+A(青)B(赤)
という状態になる、ということです
「重ね合わせ」とは要するに足し算(もしくは引き算)
ポイントは
波動関数が「複素数」である、ということ
これが状況を複雑にしますが
ここではこれについては深入りしません

上着を取らずシャツが何色かわからない状況というのは
量子力学的にはこの
重ね合わせ状態にある
ということができます

これが古典もつれとの大きな違い

この違いが
「超光速で情報が伝わる」
という誤解の元になっています

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